デジタル時代は「業務に強いIT専門職」と「ITに強い業務担当者」を求めています。
「DXデザイナー養成科」は後者の方を育成するコースです。
3月24日説明会にて
先日の説明会は、後方に104期生(卒業生)が座っておられたのですが、もっと砕いた説明が必要なのではないか?というダメ出しご意見をいただきまして。
市民開発による内製化でDXに貢献しよう!!!
(?)
(修了後だからわかるけど・・・)
市民開発/内製化/DXも初めて聞く方が殆どじゃないかしら?
吉田の感覚的にも「2時間完結を諦めて3時間にしたら良かったかなぁ」という思いです。
短い時間に初めて聞くような沢山の言葉が出てきて、消化不良の方もおられたでしょう。
申し訳ありませんでした💦💦💦訓練受講の有無は置いといて、沢山の方に知って欲しい言葉ばかりなので、用語説明の記事を書こうと思いました。
説明会に出てきた用語の説明
以下に各用語と説明を付します。出来ればGoogleやChatGPTにも聞いてみて、ご自身に最もシックリくる説明を探してみてください。
ローコード・ノーコード
システム開発やアプリ開発は、コーディング(プログラムコードを入力する)によって進めていきます。それぞれに特徴を持った色々な開発言語があります。
時代の変化が早く、開発にスピードが求められることから、開発環境は簡素化されていく傾向にあり、ライブラリ(部品集)が充実しているPythonなどが人気です。
それでも、誰でも開発ができる世界を実現するにはコードの壁は高いため、コードを打たない開発や最低限のコードで開発ができるテクノロジーが生まれています。
それがノーコード/ローコードと言われるサービスです。MicrosoftのPower Platformや国産ではサイボウズのKintoneほか、AmazonやGoogleも製品をリリースしています。
テクノロジーの民主化(専門家から一般人の手に渡ること)です。これからはITの専門家のみならず、一般のパソコンユーザーがアプリ開発する時代になっていくと予想されます。
「ノーコード」とは?初心者のためのノーコード解説 | 一般社団法人NoCoders Japan協会 (no-coders-japan.org)
👆ノーコード/ローコード開発によるDXを推進する業界団体も増えてきましたね!
市民開発者とプロ開発者
市民開発者(Citizen Developer)とは、ノーコード/ローコードのツールを駆使してアプリを作成し、自動化や省人化や視覚化を進めていく業務担当者のことです。
業務について詳しい者の方が現場のニーズに適したものをスピーディに作成できることから、DXの担い手として期待されています。
一方で、あらゆるシステムと連携したアプリを作るのに、そのための機能が実装されていないケースや、複雑で高度な仕組みになると専門技術が必要になります。
そこでプロ開発者の登場です。プロ開発者は、市民開発者がカバーできない高度かつ広範なシステムを担当したり、ない機能をカスタムして作ったりするロール(役割)を担います。
こうした市民開発者とプロ開発者による協働開発を「フュージョン開発」と呼び、Microsoftが提唱・推奨しています。
eBook: Power Apps を使用してアプリを構築するためのフュージョン開発アプローチ – Power Apps | Microsoft Learn
👆読んだだけでは分かりにくいので、授業で役割分担してシミュレートしてみましょうね!
内製化と外注
これまでシステムやアプリの開発はベンダーに外注するものでした。事業会社(発注する側)をユーザー企業、開発会社(受注する側)をベンダー企業と呼びます。
事業の専門家とITの専門家が職掌を分担する仕組みですが、業務に詳しい人とITに詳しい人の間には大きな溝があり、作成途中の仕様変更や作成後のギャップが課題になっています。
これからはデータが企業の競争力の源になっていくと言われていますが、そのコア・コンピタンスになる部分を外注する構造がそもそも「いびつ」だという指摘もあります。
そこで、自社内に開発力を育て、自社内でシステムやアプリを開発していくこと目指す動きが生まれており、これを「内製化」と呼んでいます。
とりわけ、IT人材の獲得が難しい中小企業にとっては、業務部門の市民開発者と、情報部門(あるいは外部ベンダー企業)のプロ開発者による内製化に期待したいところですね。
内製化とはなにか?5つのメリットと押さえておきたいポイントを解説 | 株式会社パソナ(旧パソナテック)|ITエンジニア・ものづくりエンジニアの求人情報・転職情報 (pasonatech.co.jp)
👆DXの推進手法の1つであって、これが万能!というものではありません!
ツールやサービス
Microsoft365(マイクロソフト365)
Microsoftのオフィス・スイートです。WordやExcelのバージョンは2021をカウントしておりますが、「買って所有」ではなく「定額で利用」するサブスクサービスです。
リモートワークの中核となったコラボレーションツールのTeamsや社内ポータルを作成するShare Point、Power Platformの標準機能まで幅広い製品群のライセンスを含みます。
Microsoft365で結局何ができる…!? 今さら人に聞けない…どこよりも分かりやすく解説! | 株式会社アイエスエフネット (isfnet-services.com)
Microsoft Power Platform(パワー・プラットフォーム)
データ収集のためのアプリ、業務を自動化するフロー、データを分析するレポート、会話を自動化するチャットボットなど・・・一気通貫でローコード開発が可能な優れものです。
Office製品で契約しているMicrosoft365のライセンスで十分に使えるため、企業にとって導入障壁が低く、Office操作に慣れたユーザーにとっても使い易いツールです。
超初心者向け Microsoft Power Platform とは – 吉田の備忘録 (tyoshida.me)
Microsoft Copilot(コパイロット)
話題のChat-GPTのテクノロジーが、Microsoft365およびPower Platformに搭載されることになりました。先週のNHKニュースでご覧になった方も多いと思います。
Office操作もアプリ作成も自動作成の時代に?!新しい市場もできるでしょう!数か月後には我々のPCにも実装されるので、新しい発見の毎日になりそうで楽しみです!
以上、用語集でした。ほかに必要な用語もあるかも・・・リクエストくださいませ💦
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