社内コミュニティの発表会

もう先々々週のお話になってしまいますが、4月11日にとある企業様でPower Platformによるアプリ作成の事例発表会がありました。

5年前よりExcelの研修に入らせていただき、表計算からデータ分析やマクロ作成へと段階的にスキルアップして、昨年度よりPower Platformの研修をさせていただいています。

1.段階的なDX

この企業様は、Power Platformによる市民開発を力強く推進されており、いつかMicrosoftのブログやカンファレンスでも紹介・発表されるのではないかと吉田は見ています。

Excel研修を一通り、全員が学習してデータに関する理解を深めたあとに、市民開発者の養成にむけて、まずは各部署のオフィスリーダーに対するPower Platform研修を実施しました。

同社のDXは、段階的かつ着実に無理なく推進していく方針で、まずは0→1で部署内に市民開発者を育てることからスタートです。

市民開発によるDXの推進や開発の体制に関してフォローする意識を持っていただけるよう、各事業部の管理者に向けたDX研修も任せていただきました。

今回の発表は、研修を受講された方々がご自身の部署に戻って作成された業務アプリを、社内で事例共有しようという模索期らしい試みで、吉田も参加させていただきました。

2.原動力は思いやり?!

業務時間中にも関わらず、オンライン/オフライン含めてグループ企業で100名超の方々が参加され、市民開発に関する関心の深さも感じました。

DXも模索期にあって、どのようなアプリやシステムを作ればよいのか?皆さんの関心事でもあったと思います。

発表のコンテンツは、各事業部での業務課題や業務内容からアイデアを出し、キャンパスアプリやBIレポートを作成されたもので、秀作揃いでした!!

説明のなかで、「皆が使い易いように」とか「この仕事がシンプルになるように」と言った、周囲への思いやりの言葉が多くあったように思います。

日常業務もこなしながら、限られた時間での学習と開発を進めることになりますので、自分や誰かに喜んでもらえることは一つのモチベーションになりますね。

3.試行錯誤期へ!

同社の社風や部署内の人間関係などもあるのだと思いますが、こうした空気感を作り出すことに成功しているのは、市民開発の成功要因の1つだと強く思いました。

推進責任者は総務の方なのですが、各事業部での市民開発に関するフォローやリードを熱心に行い、その熱量でもって社内の気運を高めることに注力しておられます。

今年度も、これから半年間、週に1~2日は同社でPower Platformの研修が続きます。受講者も各事業部から2~3名、計20名の方が参加されています。

0→1の模索期を乗り越えられた同じ部署の先輩方との開発体制を整え、1→10の試行錯誤機へ移行しようとしています。

併せて、ヘルプデスクや情報システム管理の機能を担おうと、一緒に学習を進めている総務部門と連携したDXの推進体制の構築も進んでいます。


成功事例の方が少ないと言われるDXの推進にあって、こうした地道な取り組みで成果を上げられる現場のお手伝いをさせていただけることに感謝申し上げます!!!

引き続き、「自分」「世界」「沢山」「発見」をご一緒しましょう!

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