職業レポート:ビットゼミ社長編 #103期

隅田です。
約2ヶ月に渡る「職業スピーチ」の授業を終え、充足感を抱いているところです。

自身、この授業を訓練生としても受けていましたが、日頃の学習以上にこの時間を毎日楽しみにしていたのを思い出します。

様々な業種・業界で働いていた方々が集う職業訓練校なので、聴講者が訓練修了後の身の振り方を考える上でも、発表者が自己分析したり色々な視点から意見をいただけたりする上でも、兎にも角にもためになる時間だと思います。

さて、この授業では、訓練生だけでなく講師陣も職業スピーチを行います。
もちろん、豪先生(社長)も例外ではありません。

今回の記事は、豪先生による職業スピーチにおける隅田の所感です。
お時間のある時にでも読んでいただけますと幸いです。

適応と創造

反響の大きかったスライド(?)

ビットゼミは、町の電機屋さんから始まり、パソコン教室を経て、現在の職業訓練事業へと移り変わっています 1。どの事業でも1位2位を争うほど繁栄していたそうで、この職業訓練事業も103期を迎えるほど。成熟期まっただ中にあると言っても過言ではありません。

彼のお話の中では「衰退期」ということでしたが、そこで誕生したのが市民開発者養成科なのだと思います。ローコード開発ツールの学習支援に加え、ビットゼミの強みである「コミュニケーション科」を組み合わせれば、優れた市民開発者が誕生するはずです。

103期生は、市民開発者として力を発揮しそうな方々が多く在籍しているように感じています。

問題は、市民開発者がどんなスキルを有している人材で、これからの時代でなぜ必要とされるのか…といったことが、必要十分に、世の中に広く浸透していないことです。(具体的にはコチラをご覧ください)

自身この話を聞くのは2回目なのですが、訓練生として参加していた時とはまた違った捉え方で聞くことができました。皆さんが活躍できる場を増やせるように頑張りたいという気持ちが強くなりました。

目の前のことを全力で

豪先生の職業人生の図

豪先生がビットゼミに就職されたのは、上図の通り、家電販売業から転身したばかりの時期。

話によると、当時は「有無を言わさず入社」という表現にあったように、あまり乗り気ではなかったようですが、それでも、一生懸命に目の前の仕事に取り組んでいたそうです(もっと深く重い話もありましたが、どこまで書いて良いものか判断に困ったので割愛)

そうして目先の仕事を一生懸命やっている間に考えついたのが、現在の就職支援事業とのこと。

驚いたことに、それまで現在の事業のことは頭になかったそうです。

最初はやりたいことがなくても、目先の仕事に一生懸命取り組むことで、何か突破口が見えてくる…という教訓を賜りました。

仕事選びや仕事場選びはハッキリ言ってどこでも良い。
その選択に悩まない。自分の目の前を照らせ!

テーマは既に与えられているのだから。
地球上どこから掘り始めても必ず同じ地下鉱脈に辿り着く。

使命や天命はすでに与えられているけど、
今の自分にとって魅力的な姿ではなかったりする。

何処かに身を置けば目の前にするべきことがある。
したいことが見つかるまでは、したいことがある人の下でその実現を支えてあげて。

次の次くらいには何れ自分の番が来る。
皆さんらしく、相応しい場所を照らしていって。

発表資料より抜粋

この教訓が心に響いた人は多かったはずです。

かくいう筆者も、その1人です。
こうしてビットゼミの事業をお手伝いすることになったのも、自分の実家で揉め事があったおかげです。これがなければ101期生としての自分もサブ講師としての自分も存在していませんでした。

目の前のやるべきことに「適応」し、そこで新たな価値を「創造」する。
人生には、その繰り返しの中で成長し、成熟し、衰退する、一連の物語が詰まっているのだと思います。

人生って、そういうことの繰り返しなのだと思います。
それを改めて教えていただけた発表でした。ありがとうございました。

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