DX課題Excel編 #bitzemi105

先日、104期生の修了3か月目を迎え、最終的な就職状況報告を終えました。20名うち18名が就職、残る2名うち1名は期日翌日に内定、1名はご家庭の事情で就職が難しい状況でした。

皆さんの頑張りでもって好成績をおさめることができました。引き続き、そのらしさをもって新しいフィールドで頑張っていただきたいと思います。


さて、教室では105期生がExcel最終日を迎え、科目最終課題に取り組みました。前回はWordでも同様に実施しました。DXデザイナー養成科も開講! #bitzemi105 – 株式会社ビットゼミ

今回も、学び多い時間となりましたので、記事にいたします。

1.ワークの目的・内容

学習したExcel機能をDXの現場にどう活用するか?を皆さんと学ぼうというワークです。

ワーク「ExcelでDXに貢献するには」

  • 目的:機能の業務適用(想起)力の向上と、DXのための学習姿勢の理解
  • 発案:前職でこの機能を使っていたら/次の職場ではこの機能を使おう!
  • 内容:上記発案内容をシナリオに4人グループで作業を進めてデモを行う

Excelは多機能で、授業でも多くの機能を確認しましたが、実際に業務にフィットした機能を想起し、作成手順を計画できないと実用することはできません。

教材用のデータは、学習対象の関数など入力しやすい表構造がすでに完成しているところからスタートですが、現実にはその表構造を設計するところからです。

想定した業務の目的を達成するシナリオをそれぞれにイメージし、グループ単位で一つの会社に見立てた設定で順番にデモをするというワークでした。

2.ワークの実施

発表には個性が出ますね!想定している企業も、結婚相談所から薬品卸、カープの選手の年俸計算、アイドル養成所、スクールほか様々でしたね。

紹介される機能も良く使われるものから授業でカバーしていないところまで。吉田が知らない機能や使ったことのない関数も紹介されて感動しました。

なかでも入力を自動化する検索・行列関数による図の表引きと、エラー条件分岐が比較的多いように感じました。複数やり方がある場合はそれぞれのメリット・デメリットも。

架空の会社を想定し、部門連係した仕組みを構築するシナリオを一緒に考えて、前職での課題なども盛り込んで解決していく作業は、楽しい謎解きの時間だったのではないかと思います。

3.ワークのまとめ

各グループ発表の合間に気づきをアプリにメモし、発表後には作成中の障壁とブレイクスルーした方策DXに貢献するスキルセットとマインドセットを獲得する方策をシェアしました。

①ブレイクスルーした方策

実際に手を動かして、描いたイメージを実現しようとしたときに、演習問題とは異なる障壁にぶち当たった方がほとんどだと思います。

それをブレイクスルーした経験をシェアしていただきました。本当にたくさん記載いただき、吉田にはまとめきれませんでした💧

まとめに記載のあった内容をどうにか集約すると・・・

  • 参照先を持つ:他人のアイデアや知識、ChatGPTやGoogle先生などに頼る
  • 柔軟に考える:一つの機能に固執せず、代替する機能などの選択肢を持つ
  • ツールを知る:Excelの限界を知り、可能なオペレーション範囲を決める
  • 時には諦める:すべてを自動化しようとせず、現状の最適範囲を見極める
  • 潔く判断する:現在のリソースでできること/できないことを線引きする

まず、参照先や選択肢を多く持つこと、作業途中でも選択肢の切り替えが柔軟にできること、どこまでやるか?しないか?という判断を上手くすることが多く挙げられましたね。

①ゴールを明確にする→②ゴールから逆算する→③関数を分解する→④ノートに書いて構造をビジュアル化するという、確立された自分メソッドの記載も発見して感動しました。

実際に作業をした際に得られた経験値が最も現場で活かせる力になると思います。チャンクを上げて自分メソッドまで確立できたらその精度も上がりそうですね。

②DXに貢献するスキルセットを獲得する方策

転じて、DXに貢献するスキルセットやマインドセットと、それらを獲得する方策についても多くの記載をいただきました。

スキルセットを獲得する方策を集約すると・・・

  1. 基礎力:まずは基礎からシッカリ理解し、先に知識として身につける
  2. 応用力:実際に手を動かして、試行錯誤しながら応用力をつけていく
  3. 実践力:たくさんのユースケースを見て、実践的な引き出しを増やす
  4. 発想力:使用目的や使用場面を常に考え抜き、ひらめきを大事にする
  5. 調査力:他人、ChatGPT、YouTube、ブログなどに聞いて答えを得る

記載内容には、機能のアップデート情報もチェックすることや、他人が使うことを想像して、シンプルでわかりやすい表計算の構造を設計するなど、開発者目線なものもありました💗

③DXに貢献するマインドセットを獲得する方策

これらのスキルセットを獲得する方策そのものが、すでにマインドセットなのではないか?と後で気づきましたが、皆さん熱心に記載をまとめてくださいました。

まとめに記載のあった内容を集約すると・・・

  1. 目的目標の設定:何を達成するのか?というゴールを明確にして発想する
  2. 可能性を広げる:新しいことを柔軟に取り入れて、選択肢を増やしていく
  3. 小さくはじめる:今できる小さなことから。徐々にバージョンアップする
  4. 諦めずにトライ:最初に設定した目的を諦めずに試行錯誤の過程を楽しむ
  5. とにかく楽しむ:ユーモアも大切にしながら、問題解決そのものを楽しむ

こうして見ると、「しなやかさんの視点・視野・視座を持とう!」という点に尽きますね!

前職では、ひらめいた改善案を実現するには、上司の説得や同僚の理解と同意が必要で、日々の業務に追われて、実行する時間がなかったという記載もありました。

続けて、DXには、今までのやり方を変えようと挑戦する心と、一緒に働く人たちとの意識の共有コミュニケーションが必要だと。

しなやかマインドセットは、対自分のみならず対他人の場面でも必要になりそうに思います。
このあたりはまさに、私たちの今後の学習課題となっていきそうですね!

こぶこぶ
こぶこぶ

まずは教室で、これらスキルセットとマインドセットを獲得していく毎日を創っていこうこぶ!

今回のワークも、市民開発によるオリジナルアプリが活躍してくれました。
このアプリもいつか紹介記事を書きたいと思いますね。

引き続き、「自分」「世界」「沢山」「発見」をご一緒しましょう!

PAGE TOP