プレゼン課題を支えた市民開発アプリ #bitzemi105

前回は、105期生が実施したプレゼン大会とその学習成果について記事にしました。今回は、そのワークを裏で支えた市民開発したオリジナルアプリを紹介しますね。

1.アプリの導入目的

これまでの期でも、それぞれの発表に対して全員がコメントをメモを残しておき、全員の発表後にシナリオ、コンテンツ、デリバリーに関する学習のまとめを行ってきました。

ただ、これらをすべてペーパーで行い、最後のまとめだけをTeamsに書き出して共有してきたのですが、これでは発表ごとのコメントすべてをプレゼンターが受け取ることができません。

プレゼンテーションの経験をやりっぱなしにせず、評価点と改善点を踏まえて次のアクションにつなげる目的で「プレゼンテーション発表学習まとめアプリ」を授業に導入しました。

2.アプリの活用場面

スタート画面は、フィードバック情報の入力用画面と、入力データの閲覧用画面にナビゲートするボタンを置いて画面遷移するようにしました。

(1)入力用画面で学習

授業では、1人ずつ10分間のプレゼンテーションを行ったのち、オーディエンスだったクラスメイトからのフィードバックコメントをアプリに記入していく時間を5分ほど取りました。

評価対象者の選択は、Teamsのアイコンと氏名のギャラリーから選択できるようにし、入力が終わったらクラウド上にデータを保存する仕組みにしています。

①シナリオ、②コンテンツ、③デリバリーの3点においてそれぞれ、①評価ポイント、②改善ポイント、③そのほかという3項目でコメントを残す形にしました。

(2)閲覧用画面で学習

授業では、全員の発表の後に、各自が特に印象に残ったプレゼントップ3を選び、その理由を考え、そこから「良いプレゼンテーション」に必要な要素を考えるワークに進みました。

その後、メンバーからもらったフィードバックをシナリオ/コンテンツ/デリバリーの各項目ごとに閲覧し、自ら評価ポイントと改善ポイントをまとめるワークを行いました。

これらすべてのワーク進行をアプリ画面を見たらわかるようにし、最後は自分がまとめた内容をすべて一画面に表示し、Teamsにコピペする流れで学習を進めました。

(3)おまけの画面で学習

また、ほかの人のフィードバックコメントを閲覧できる画面や、トップ3にノミネートされた全員のコメントを閲覧できる画面を用意しました。

ほか、アプリの使い勝手に対するフィードバック送信の画面を設けたところ、すぐに2件ほどアプリのブラッシュアップにアイデアをいただき、さっそく反映させました。

もともと、クラス運営にTeamsを使っていたことから、これらのアプリはTeamsのタブに埋め込み、数日間はこのアプリを中心にして学習が進んでいきました。

3.アプリの活用成果

今回、初めてこうしたアプリを授業に導入して、授業進行と学習成果との両面において、いろいろな効果があったことに気づきました。

(1)ほかの19人分のフィードバックをもらえる!

これまでは、20人の訓練生ら個々人に対するフィードバックをすべて扱うことができなかったのですが、アプリに入力することでこれを共有することができるようになりました。

訓練生らは、全員からのフィードバックコメントを1つ1つじっくり吟味して、自分のプレゼンテーションのブラッシュアップを行うことができるようになりました。

(2)他人が他人に書いたフィードバックも確認できる!

また、ほかの方が他人にどのようなコメントをしているかも確認することができるようになりました。自分とは違った視野や視点が学習になりますね。

選んだトップ3のプレゼンは票は割れました。10人いれば10人分の評価の尺度があって、どんな人にどんなプレゼンが響くのか?多く知ることでプレゼンスキルは向上します。

(3)個人差を吸収して一つ一つの項目に集中できる!

あとは学習成果というよりも授業進行の面です。講師ではなく画面がワークを誘導してくれるので、作業スピードにおける個人差を気にせず、自分の作業に集中することができます。

まとめた内容や書いたコメントは外部のデータソースに書き出しているので、学習成果ノートは即座に取り出すことができます。何十枚にわたるペーパーだとそうはいきませんよね。


アプリを活用することは、効率化や省人化のみならず、運営をスマートにしたり、サービスの品質を向上したりする可能性も持っていますね。

■ オリジナルアプリ活用の利点

  • 誘導:複雑な工程でもユーザーを一手ずつ誘導できる
  • 集中:作業時間の個人差を吸収して作業に集中できる
  • 容量:紙面の容量を気にせずに書き出すことができる
  • 蓄積:結果のデータを保存して蓄積することができる
  • 共有:データは色々な切り口で共有することができる
  • 変化:データを比較して変化も自覚することができる

・・・つまり、かなり可能性が広がります。代わりに失うものがあるかもしれません。これはいつかアプリでの実施成果との比較から皆さんと学ぶことができたらと思います。

今後、ワーク系の授業教材はアプリにしていこうと思います。特に自己分析系のワークなどはクラス全体の進度に合わせるよりも、自分のペースで作業に集中したいですものね。

そしてデータを蓄積・共有しながら自己理解を進め、最後は志望動機や自己PRなど就活用のアウトプットが自然にできる仕組みが作れたらと思っています。

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使い勝手をフィードバックしてもらいながら、一緒に創っていきましょう

引き続き、「自分」「世界」「沢山」「発見」をご一緒しましょう!

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