クローズアップ103期②:「アイデア発想サポートアプリ」をつくりたい

隅田です。
JPAUG広島で登壇された103期生ひとり一人にスポットライトを当て、ゆるく紹介する記事を連載することになりました。JPAUG広島のちょっとした後日談のようなお話を楽しんでいただければと思います。

>>前回の記事はコチラのリンクよりご確認ください<<

なかやらさん

製造業→ 職業訓練生

製造業でエンジニア等を経験、41年間勤め今春定年退職。これからは人生100年時代。自分もまだ社会で何かできることがあるのではないかと「市民開発者」の言葉に惹かれビットゼミで訓練を受ける。

しかし、それまではスマホも触っていなかった状況からの出発でPower Appsを前に手も足も出ず。でも、思い通りに動くアプリは作ってみたい・・・。趣味は旅行、読書、アイデア妄想。

カメさんのように歩みはのろくてもいつかは自分の決めた目標に立ってみたい65歳です。

イベントページより引用

自身、どの訓練生に対しても尊敬の念を抱いて接しているのですが、103期生の中でも特に「この方のように年齢を重ねたい」と思った人物でした。

彼の学びを止めない姿、静かな立ち振舞いから滲み出る気品、何より41年間を同じ会社で勤め上げた芯の太さから得られた知見は、自身、多かったと振り返ります。

訓練中は、丁寧に学習を進めていらっしゃった印象で、周囲の意見も取り入れつつコツコツ積み重ねておられました。

卒業制作

トップ画面
TRIZのアイディア帳
独自のアイディア帳

そんな彼の卒業制作は「アイディア発想サポートアプリ」です。Power Appsで「好き」を記録していき、アプリ使用者の着想をサポートできるようにしたいとのことでした。

「透明なバス」は面白いですね

幼稚園バスの中に取り残されて熱中症で亡くなった悲痛なニュースでしたが、その対策におけるアイディアを追加していこうという例を用いてお話いただきました。

アプリそのものの着想はTRIZから得たもので、その発明原理と問題解決アイディアを紐付けて蓄積し、問題解決クイズアプリとしても使用できるように作成されました。

司会のやまさんもですが、Akiraさんも「推し」とおっしゃっていました。カッコいいですよね。

試行錯誤の毎日だったそうですが、歩数ゼロの日を作っていないというところが学習の要諦を押さえているように思います。開発者の鑑です。

ご自身を「カメ」と喩えられていましたが、そのカメこそ世の中を探してみても珍しい存在だったりします。

1日1歩、1mの距離であっても10年後には数キロ先まで歩けているものですが、その1日1歩を「翌日でもいいや」と後回しにし続け、いつの間にか最初に立てた計画を頓挫させているのが一般的な人です。

「なかやらさんが頑張っているのだから」と、再びがんばってみようという気持ちがわいてきた人も少なくないはずです。ご発表ありがとうございました。

発表資料はコチラより:https://www.slideshare.net/ssusere543c9/1001finalpptx

今後のご活躍

2022年10月12日時点、今後は職を探しながら、卒業生コミュニティなどを活用しつつ継続学習を行うとのことでした。アイディアサポートアプリを完成にまで持っていく予定です。

完成したら、再びJPAUG広島などで報告していただきたいなと思っております。もちろん、この記事をご覧になったイベント管理者の方がいらっしゃいましたら、彼をスカウトしていただきたいなと思います。

その際は、SNSなどでご連絡ください。
心待ちにしております。

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