ハッカソン体験記#JPPC2023

この記事は、Power Apps Advent Calendar 2023 12月12日担当分の記事です。

Microsoft Power Appsのカレンダー | Advent Calendar 2023 – Qiita

https://twitter.com/go_bitzemi/status/1736241609388490754?s=20

12月6日から9日まで、4日間にかけて実施されたJapan Power Platform CONFERENCE 2023の最終日は、東京、名古屋、大阪、広島を中継で結んでのハッカソンでした!

広島会場はビットゼミにて20名が5名4チームに分かれて参戦しました!各チームに1名の現役DXデザイナーを配し、そこにビットゼミ現役生と卒業生が混じった布陣です。

つけっぱな感がすごい。

ハッカソンは初参加という方が殆どでしたが、とりわけ、Power Appsを触り始めて間もない現役生らにとっては、ハッカソンというものに対する恐怖心もあったことと思います。

冒頭、東京会場よりハッカソンルールに関してアナウンスがあり、「誰もが主役になれる!」設定を共有いたしました。大事な心得だと改めて思います。

現役生の中には、開発者としてのキャリアは考えておらず、その代わりにDXに対して自分が最も貢献できる能力やスタンスは何か?知りたいという方もありました。

それぞれに、プレゼン、全体設計、開発、チーム管理、調べもののほか、ムードメーカー役やヘルプデスク役など、それぞれに役割分担して進めるなかで自分の力を知りたいですね!

まずはチーム分けから始まり、アイデアだし、そして開発へ。10時に開会して、11時にはもうそれぞれのチームで活発な話し合いが繰り広げられておりました。

15時半には各チームからの発表開始ということで、ほかの地域も数チームの編成が出来たようで、よいアプリを競い合うべくハッカソンに突入。アプリテーマはフリーです。

優勝者は名古屋のチームMisoでした。発表を聞くと、はやり東京や名古屋はMVP人材の宝庫でもあって、ハイレベルなアプリを作成されていましたね。

ここからは、広島会場の当日の様子を中心に書いていきますね。

1.チーム「103+」の『いつからでも!』マインドセット

チーム103+は、とある企業さんでMicrosoft365の導入支援やコンサルティング業務を行っている担当責任者の方に、103期生らを交えたチームです。

103期生は修了してから1年以上が経過。RPA以外の市民開発が修了以来だったそうで、最初は不安を漏らしておられましたが、少しずつ感覚を取り戻しながら作業を進められました。

アイデアマンが多かったこともあってアプリアイデアはすぐに決定し、全体のシステム設計は現役DXデザイナーが担当103期生らは主にUIを担当しました。

現在従事している業務にて、クレーマーに悩まされる方があったようで、画面上に応対内容が自動的に生成し、オペレータは読むだけにして自分を守ろう!というもの。

この先はChat-GPTやCopilot Studioも連携することで、精神的に疲弊する業務を任せていくことが出来そうですね。

機能を忘れていて先生には申し訳ないというセリフが何度も聞かれましたが無問題!こうしてまた市民開発のスキルを維持再開しようという気持ちが嬉しかったです。

訓練のような学習環境を離れると、継続学習は困難になりますものね。
中断しても、またいつからでも始められる!再開できる力って大事!

2.チーム「SKY」の『すぐやる!』マインドセット

チームSKYは、YukioのPowerな朝活を運営されている市民開発者Yukio氏と、今月に入って初めてPower Appsを学習している現役105期生らの混成チームとなりました。

現役のDXデザイナーと交流できる機会ということもあって、現場の市民開発についてYukio氏に聞いたり、稼働アプリを見せてもらったりしていましたね。

今年、多くの資格試験に挑戦したメンバーがおられたからか、取得資格の管理をするアプリを作成する方向で話を進めておられました。

データソースにアクセスして必要データの入出力を行う、基本を押さえたアプリです。利用者画面と管理者画面をログイン者によって表示切替されるように設定を工夫したとのこと。

現役のDXデザイナーから学ぶべき大事なことに、現場での開発経験における技術的なことももちろんのこと、その習得の原動力となったマインドセットがあると思います。

Yukio氏の所属組織には市民開発をする仲間もおらず、コミュニティもなく、独学で技術力を高め、一人でローコード開発によるDXを推進しておられます。

Yukioさんが凄いのは、土曜日にハッカソンして翌週月曜の朝にはその復習に向けて勉強会を開催するところ。市民開発者のマインドセットそのものだと思いました。

3.チーム「グラススターズ」の『ノリノリ!』マインドセット

チームグラススターズは、ローコード開発を力強く推進する企業さんのDX推進担当責任者とその親会社の方と、現役105期生の混成チームとなりました。

グループ会社の方同士の出会いは偶然で、主催者である私は勿論、当の本人らも自己紹介するまで気が付かなかったそうです。まさにご縁ですね。

やはりシステム設計は現役のDXデザイナーの方が担当105期生はアイデア発想に力を入れておられる様子でしたが、途中から皆さん変なテンションでノリノリに

生成AIに作成させたキララちゃん!とコミュニケーションを取る疑似恋愛ゲームに近いようなアプリが仕上がっていました。

グループ作業の間に時折起こる爆笑!!ハッカソンなのでちょっとアレなことでもノリノリでやった方が楽しいし、遠くまで行けますし早く行けますね。

乗っかりアイデアも、「ねばならない!」より「こうしたい!」発想で、楽しいと思える方向を追求する方がのびやかに出てきそうに思います。

DXという言葉の捉え方は色々ですが、自分のキャリアを土台として多様なポジションで参画の場を創造できるというのはDXの良いところだと思います。

DXというアングルを利用して、どんな能力発揮や能力開発ができるか?を考えるミニマムな機会がハッカソンでもあると勉強になりました。

4.チーム「Challangers」の『次のステップに!』マインドセット

チームChallagersは、山口県からお見えの現役のDXデザイナーの方と、101期~104期の混成チーム。うちKuro.さんやKahoさんはコミュニティを運営しておられます。

Kuro.さんコミュニティへの積極的な参加と運営で、界隈でも知られる人になっており、KahoさんRPAコミュニティの手伝いや卒業生の勉強会などコツコツ経験を重ねています。

Izanamicoさんは、Kuro.さんからのバトンで105期生の訓練運営に従事しており、普段から心を砕いて訓練生対応にあたってくれています。

Keisuke君は、Power Appsの授業がなかった期の卒業生ですが、修了後にKahoさんの勉強会に積極的に参加して少しずつ学習を進めていて、放射的にご縁がつながったチームです。

アプリは、今日の気分を入力したら、おススメの献立をAIが10程度レコメンドしてきて、選択するとそのレシピが表示されるというもの。

Chat-GPTのインターフェースの搭載が叶えば、もっといろいろな問い合わせが出来るようになりますね。日本語対応が待ち遠しいです。

コミュニティに従事する者として、新たな活動のエネルギーに昇華された様子。
そろそろ広島はオンサイトでも何か始めたいねー。

5.私たちの『全部ひっくるめて!』マインドセット

今回、初めてハッカソンの運営をお手伝いさせていただきました。といっても殆ど東京で差配してくださり、現場は参加者が進めていくので私は楽しむだけでした。

Go
Go

楽しかったからまたやりたい!私自身も開発力をつけていきたい!
つよつよの東京勢や名古屋勢にいつまでも負けてはおれんね!

訓練生らにとっても、基礎は教科書や授業から学べても、その先の応用や実践については実際に手を動かすことによる学習成果の方が大きいと感じました。

卒業生らにとっても、勉強会も良いのですが、ハッカソンが最も継続学習や学習再開の機会になりうるものと確信を得ることが出来ました。

①いつからでも!②すぐやる!③ノリノリで!④次のステップに!これらマインドセットひっくるめて1月から月1定例ハッカソンを開始します。

最後に、全国の運営の皆さま、準備から当日、事後に至るまで、お疲れさまでしたあと、、スポンサー企業様のお計らいにより、お弁当が支給されましたことも感謝申し上げます。

お弁当のチョイスはIzanamicoのセンスでハッカソンに花を添えました。いつもありがとう!

引き続き、「自分」「世界」「沢山」「発見」をご一緒しましょう!

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